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議会報告

平成24年12月定例議会12月13日一般質問2(市東部地域振興について)new

2013年03月11日

市東部地域の振興について

(札辻)次に、行財政課題について質問いたします。

いま抱えている行政の課題は多岐にわたりますが、私は、地域振興と、とりわけ市東部の振興について、質問いたします。

 先般、奈良県から県南部振興計画から新たに独立させた県東部振興計画が発表されました。先に、奈良県は過疎化・高齢化が進む県南部の活性化を目指して、平成23年3月に県南部振興計画が策定しました。そして、先般、そこから独立させて、県東部の振興計画が策定されました。

 県南部と申しますのは、五條市、吉野郡3町8村でございます。そこに加えて、御所市、高取町、明日香村がその対象に入ってくると聞いています。東部振興計画は、宇陀市、それから曽爾村、御杖村、そして、山添村を加えた大和高原振興地域ということで作成されて、県がここに計画に従って大きく振興していくと聞いています。

 これを見たときに、桜井市は、中和に入るのか中南和に入るのかといういろんな区分わけがあるわけですけども、ちょうど県南部であります。明日香まで来ていますけども、そのはざま。それから、今度策定される東部については、宇陀市まで来ていますけども、そのはざまということで、そういう計画からも漏れていっている。

 ちょうど県の状況を見たときに、桜井市も中山間を7割抱えています。奈良県の縮図と桜井市の縮図、それとがほとんど変わらない状況かなと思っています。そういう中で、私は、東部振興計画の中には桜井市の一部も入るのかという形で期待しておりましたけれども、残念ながら、行政区域の関係でそこから漏れております。この県の計画について、このはざまということで、そういうところに入って行けないというはざまについて、市長はどのように思っておられるのか質問します。

(市長)このあいだ、東部地域というのが宇陀市を中心にできました。それとともに、先日、世界遺産登録というので、桜井と橿原と明日香が世界遺産登録で目指しておりますが、そこにプラス高取を入れて、ちょうど中部地域という形で、県のほうで一度会合を持とうということで、11月に会合を持たせていただいております。それらをもっともっと発展をさせていかなければならないのかなと、県のほうは考えているのかなと思っております。

(札辻)桜井市はそういうちょうどはざまにある、そして、桜井市は自主財源が4割というような、非常に貧弱な行政でございます。そのためには、やっぱり、国や県のそういうあらゆる力を借りて桜井市は発展していかないかんというふうに思うわけですけれども、県がこういう計画で南部、東部にカを入れようということにつきましては、奈良県全体の発展の底上げをし、均衡のとれた奈良県をつくっていこうと、私はこういう目的が大いにあると思います。その中で、桜井市が、奈良県の状況を縮小したともいえる、全く変わらない状況の中で、桜井市も中山間地域を7割も抱える地域として、私は特に、桜井市東部の地域は、いままでも市行政からどうしても取り残されていくという地域であるわけで、今後、高齢化、過疎化が著しく進んでいくこの地域について、非常に多くの課題が山積しています。桜井市の均衡ある発展をして行こうとしたら、やっぱり、市長は、ここにしっかりと目を向けて、この地域の課題をしっかりと把握して、行政を進めていただきたいなと思うわけですけども、このことにっいて、よろしくお願いします。

(市長)桜井市の東部地域については、いまお述べいただきましたように、県が振興計画で示す区域とはなっておりませんが、過疎化や高齢化に伴う課題については同様の課題を持っているものと私も認識をいたしております。地域の課題としては、地域産業の活性化や雇用の問題、集落の維持や活性化、生活の維持等、多岐にわたっております。

 特に東部地域にっいては、課題解決を図るために、地域振興を図りながら、社会基盤の整備も含めていく必要があると考えております。東部の中山間地域に居住される住民の皆さんが住みやすい、魅力ある地域づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、ご了解いただきたいと思います。

(札辻)地域の課題は、まず課題を見つけ出す、そして、その課題にどう対処していくのかということで、それが均衡のとれた桜井市の発展にもつながっていくというところから、それらの課題を、庁内でしっかりと整理していただきたい。そして、対策を講じられて、そういう計画ができたら、後日報告願いたい。よろしくお願いしておきます。

 そこで、課題の中でも重要な項目について質問いたします。

➀ 白河バイパスの整備について

まず、白河バイパスの整備についてであります。

 前市長のときに、白河バイパス、とりわけトンネルの整備について、市内のあらゆる関係機関、関係者による協議会を平成21年8月20日に発足しています。このことについては市長もご承知だと思うんです。このときに、知事に要望活動を行いました。私もその協議会に入っておりましたので、市を挙げて取り組んでまいりました。一部の心ない人の動きによりまして、この推進に水を差されて、県は計画の具現化の状況には今なっていません。このときの状況は、推進協議会の進め方も非常にまずかったし、そして、いろんな問題があって、そこで頓挫してしまったということになっています。

 この白河バイパスの整備について、市長は、前向きな姿勢であるのか、その辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。

(市長)いま札辻議員からお話がございましたが、先程のお話の中で、議会というお話がありましたが、それ以前に、いまからちょうど7年ほど前に札辻議員と一緒になって、私の県会議員時代に白河バイパスを何としてでも開通したいなという思いの中で、あと一歩で調査費というところまでいったのは、札辻議員も覚えていただいていると思います。もう少しというところで、やはり、地域のまとまりというのがそのときも問題であったかなというふうに思っておりまして、その後、いま札辻議員がおっしゃったような経緯になっていると思います。だけど、もう一度、やはり、白河バイパスは初瀬のまちづくり、あるいは、また新たな観点からいうと、ちょうど中和幹線が開通もしたし、針インターから中南和へ行く道としても非常に大事な道であるなというふうに思っておりますので、いまの時点では県にもいろいろ聞きますと、なかなか優先順位が上がっていないというふうなことも聞いておりますので、原点に返って、もう一度、白河バイパスを実現できるように頑張っていきたいと思っております。

(札辻)この件につきましては、初瀬地域、それから上之郷地域という東部の振興に欠くことのできない大きな事業であるわけです。特に、桜井市の第5次総合計画の中では、平成23年度から25年度までの前期実施計画書の重点施策の中で、白河バイパスの整備が計画されております。この計画につきましては、市長は、市長が県会議員のときから、前市長、それからずっとつながってきているわけで、ここで一つ、一番大事なのは、行政の継続性というものがあると思うんです。これが一番大事やと。ある部分は、市長の方針によってどんどん変わっていく場合がありますけども、どのように市長が替わろうが、継続性というものをやっぱり大事にするべき政策があるわけです。この問題については、この行政の継続性というものを大事にしていただいて、進めてもらいたい。一度計画に載って、県で暗礁に乗り上げたことでございますので、これはやっぱり、協議会をまず立ち上げて、そして、官民一体となって県に行くという方法をとらなければ、松井市長が元県会議員であり、県にいくら太いパイプを持っていても、前のそういうことがありますので、大変難しい。そういうことで、協議会を早急に立ち上げていただき、官民一体でこれを実現してもらいたいたいということをここで要望しておきます。

② 市道ロノ倉・与喜浦線の拡張整備について

 次に、東部振興対策の道路整備についての2点目、これは大事な道路整備で、市道ロノ倉・与喜浦線の拡張整備であります。この道路は、初瀬ダム建設時の工事用道路として新設されましたが、その後、市の管理となり、そして、上之郷住民の主要な生活道路となっております。しかし、ご案内のとおり、道路は狭隘であります。車の事故が多発しております。最近では、長谷寺への大型観光バスの通行コースとなっています。と申しますのは、長谷寺の周辺に大型バスの駐車場がでできました。そして、そこに名阪国道から大型バスがどんどん下っていきますけども、同時に、室生寺とかへのコースになっています。室生寺から長谷寺へ来る、長谷寺から室生寺へ越していくというときには、必ずこの道路を通ります。この道路は観光バスが通るにはいっぱいいっぱいのところがあって、非常に狭隘で、事故が多発していますし、この道路は、地域の生活道路としての重要な道路ですので、非常に問題が多い。この件について、市長がどう考えておられるのか、お聞きしたいと思います。

(市長)市道ロノ倉・与喜浦線の整備についての質問ですが、このロノ倉トンネルというのは、初瀬ダムができたときに工事用のというような形で、いま聞かせてもらいましたが、この道に関しては父も県会議員をしており、そのときのことをいろいろの話を聞いておりましたので、そのことを覚えております。自分自身にとっても大事な道だなと考えております。

 本市道につきましては、上之郷地区から通学バスや、観光シーズンにおける観光バスの迂回用路線となっていることから、対面交通が困難な場所であることは先程からご案内をいただいております。現時点での具体的な整備計画はございませんが、本路線において、道路付近拡幅の地元要望があり、平成20年度に一部側溝にふたを設置し、改善した箇所もあります。ロノ倉トンネルにっいては、老朽化のため、漏水やコンクリートのひび割れによるコンクリートの破片の落下随止の覆工工事や、照明設備の修繕を年次的に実施しております。また、通行の安全を図るため、年1回、市道沿いの草刈り等の維持管理を実施しております。これからも議員お述べのとおり、しっかりと市としても取り組んでまいりたいと考えております。

(札辻)あの道路については、確かに側溝の一部にふたをかけたり、草刈りをしてもらっていることは事実でございますけど、側溝を一部ふたをかけたり、草刈りをしても、現状の通行の仕方が激しく変わっているんですね、。そこをしっかりと、まして、観光の桜井を目指す市政であれば、観光地から観光地へつなぐ主要道路ですので、いまは、これを真剣に考えてもらいたい。そういうことも含めて、この件について要望しておきます。

③ 上之郷地域の上水道の整備について

 次に、上之郷地域の上水道の整備についてであります。

前市長のとき、県水を受け、未給水地域の整備が計画されたということを聞いております。いまその件については、水道局のほうで上水をいまは生活供給用水というんですか、それにつないでいこうということで計画をしていただいておるように聞いています。この件につきましては、いまの計画の段階とは思いますが、大体の説明できる範囲で結構でございますので、事業年度がどのくらいやと、そし

て、できたら事業概要はどんなんやというぐらいのところは説明願えたらなと思います。

(市長)上下水道の話、簡易水道の話ですが、計画が以前からあったということもちゃんと聞いております。そんな中で、上下水道の整備計画については、平成23年度末で人口普及率97.1%で、特に山間部に未普及地域があり、地域住民の方々に給水施設の維持管理面において大変苦労されていることを十分に承知をいたしております。そのうえで計画があるというふうなことを聞いておりました。そんな中で、小夫、笠の簡易水道にっいては、桜井市水道事業と統合するように、現在策定中であります。桜井市水道事業基本計画の中で統合の形について検討を行っていたことも聞いております。

 そんな中で、統合年度につきましては、平成27年度に着手し、平成28年度に完了するように計画をしていきたいと考えております。先程からも申しておりました先送りされていた事業の一つが、これでもあると思います。だけど、やらなければならない、必要なことはやっていこうというふうに思って、本年度計画をさせていただいて、実現できるように努力をしていきたいと考えております。東部地域で、簡易水道以外の地域につきましては、地形等の課題もありますが、健康で文化的な生活を営むうえで欠くことのできない飲料水を確保することは、行政全体の課題として認識しており、今後検討してまいりたいと考えております。

(札辻)水道については、生活供給用水と、それから上水とつなぐという話につきましては、27年度、28年度という方向性を示していただきました。これは今までから、私も議員になってから何回も質問している範疇でございますけども、いままで簡易水道としてやられてきた小夫地区、笠地区、それが今回上水につないでもらえるという、そのことでの非常に目途が立ったわけでございますけども、まだまだ未給水地域はあるわけです。すべてが上水で賄えるのかというのは、非常に無理があるかもわかりません。したがって、私は、やっぱり、最終的には上水の行くところ、それからあとは、簡易水道-いまでいう生活供給用水ですか-それの施設と二つになってくると思うんです。そういうものをお互いに併用しながら、桜井市の未給水地域をなくしていくというのが大事かなということで、お願いしたい。今後ともそういうことで、一番大事なのは空気と水、空気はどこにでもありますけども、水は、やっぱり、必ず確保していかなければならないという問題でありますので、ここでひとつ、桜井市の未給水地域を将来なくしていくという形で、それが上水であれ、生活供給用水施設であれ、それは私はいいと思うんですけども、今後とも取り組んで、今後しっかりと進めてもらいたいと思います。

④ 上之郷小学校の跡地利用について

 次に、上之郷小学校の跡地利用の件についてであります。

上之郷小学校と初瀬小学校の統合は、平成18年の3月31日に上之郷小学校が廃止になって、平成18年4月1日に初瀬小学校に統合したということでございますけども、のときに、地元の要望として強く市に申し入れたことがあります。地域のために、施設が整備されることと、整備してくれということで、いろいろ要望したわけです。そのときには私もずっと参加しておりましたけど、そのとき、教育長は課長として参加されていたと思うんです。局長は既に退職されていますすが、口頭で私は何回も言ったと思うんです。ところが、そのときに確約をとっていません。というのは、書いたものも何も残していません。それが非常に残念だったかなと思います。そういうことで、ずっと今日の日まで来た中で、前々市長の長谷川市長のときからこの件についてはいろいろと話をしていました。そのときに、上之郷小学校跡地に公民館や集会所を市独自で建てるのは無理と、予算的に非常に厳しいなというところで、あの上之郷小学校の跡地に地域医療、そして地域のコミュニティー施設を併設した高齢者の施設を民間レベルで持って来ようやないかと。そういう人がおったら、あこへ持って来ようやないかということで進めてまいりました。ところが、今回は、条件が整わず、そして、この話が不調に終わったわけです。このことについて、市長も知っておられると思うので、ちょっと市長の考え方をお聞かせ願いたい。

(市長)いま札辻議員からお話のあった、民間での有効利用のことはよく承知をいたしております。桜井市にとっては、非常に有効利用を図れるなというふうなことで思っておりましたが、それを選定するのは、やはり、プロポーザルで選定しなければならないというふうなことがありましたので、結果的に残念な結果になったなと思っております。

(札辻)私は、この高齢者福祉施設は、上之郷小学校の跡地利用にとどまらず、上之郷地域の福祉、それから医療、地域振興とそれから地域の活性化に役立つと、大いに期待をしておったわけです。大変残念であります。この件を踏まえて、上之郷小学校の跡地利用について、市長は今後どういうふうにしていったらいいのかと、どういうお考えをいま持っておられるのか、もしあったらお聞かせ願いたいと思います。

(市長)元上之郷小学校の体育館及び運動場を社会体育施設と位置づけて、管理運営業務を指定管理者制度のもと、財団法人桜井市体育協会と委託契約を行い、生涯スポーツ及び地域コミュニティーの推進を目的に、いまその部分は活用されております。

 一方で、桜井市総体として、上之郷地域の活性化に向けて、上之郷小学校跡地のさらなる有効活用について、地元の意向も踏まえながら、検討してまいりましたが、いまお述べのとおり、残念ながら実現には至っておりません。今後も引き続き有効活用を図るように、市総体として努力をしてまいりたいと考えております。

(札辻)仮にこの民間施設が設置されれば、私は市長が公約で言われている陽だまりのまちづくり、これにも大きな施策に貢献できるのかなと思っていましたけども、非常に今は残念ですけども、将来は、やはりそういうことを踏まえて、早急にこの跡地利用についても考えてもらいたいと思っています。この件については、よろしくお願いしておきます。

⑤ 初瀬地域におけるデマンドタクシーの運行について

 次に、地域交通対策について、質問します。

 高齢化や過疎化が進む東部地区においては、市民の足としてデマンドタクシーを運行していただいています。この件につきましては、いまのところ、十分とは言えないものの、多数の利用者があり、東部地域、とりわけ運行地域の上之郷区域については、非常に好評であります。しかし、東部地域の中の初瀬地域においても公共交通を利用できない不便な地域があります。これらの地域の対応について、今後どう考えておられるのか、市長の考え方をお聞かせ願いたい。

(市長)このデマンドタクシーの件については、市長にならせてもらう前から、上之郷地域へ寄せていただいたときから、要望も聞かせていただいていまたので、実現するように努力したいなという形でいま進んでいるところでございます。いまおっしゃったようなことをこれから十分に検討を進めながら、考えていきたいと思っています。

(札辻)検討するということは、行政の言葉ではまずできないということと私達はとっていますけども、そういうことではなしに、本当にその言葉どおり検討してもらいたいと思います。その東部だけでなしに、桜井市全体としても高齢化が進んでいます。まして、中山間については高齢化が著しく進んでいます。その中で、路線バスが廃止されたり、また、間引き運転されるという中で、ますます公共交通については非常に真剣に取り組んでいかないといけない。一番大事なことだと思うんです。したがいまして、桜井市全体のそういう公共交通、これを一度精査し直して、そして、そこをどういうふうに補っていくのかということを考えることが喫緊の課題だと思います。そういうことで、ぜひこれはやっていきたいと、我々議員の仲間も公共交通について、勉強会なり協議会なりを立ち上げて、議員なりにやっていこうという声も出ています。我々議会側も、そして行政側もこの問題には真摯に取り組んでいきたいなと、こういうふうに思っていますので、その点について、要望しておきます。

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